週末におすすめのチル旅!『SAUNA NAYA』 五感で味わうお茶サウナ

Agenda.
  1. 築70年以上!お茶屋さんの古民家をサウナに
  2. 茶室をイメージしたサウナ室
  3. 圧巻の深さ2m!味噌樽水風呂
  4. サウナの後はお茶カフェ...SUANA NAYAのこれから

『お茶サウナ』なんだか耳慣れないこの響き。茨城県に老舗のお茶農家が作ったサウナがあるとのことで、新宿から電車で約60分の旅へ。果たしてお茶とサウナの相性はいかに?今回はそんな五感で味わうチル旅をご紹介します。

築70年以上!お茶屋さんの古民家をサウナに

施設に着くと、まず風情ある外観にびっくりします。

今年の9月にオープンしたばかりのこの施設。実はもともと納屋として使われていた建物を丸々改装してサウナにしてしまったんだとか。なんと築70年以上!

中庭への扉には『茶x 蒸』の文字が

古民家の雰囲気はそのままに、生まれ変わった内装は趣深くて思わず見入ってしまいます。

2階の更衣室前
男性用更衣室

使いやすく改装されていますが、梁などは当時のままあえて残しているんだとか。

珍しい不揃いな木が味わい深いですね。

茶室をイメージしたサウナ室

気分は千利休…こだわりの内装

それではいざサウナ室へ。

『ん?これが入り口?』と戸惑ってしまうほど小さな扉。これは茶室の躙口(にじりぐち)をイメージしたそうです。

身をかがめて中へ入ってみると…

サウナ室:広い座面はあぐらもかけるし、寝転がれることもできます
ライトの位置は千利休の茶室を参考にしたんだとか

見えてくるのは間接照明がぼんやり照らす漆喰の壁。

くすんだ色味が目に優しく、眺めているとすっと気持ちが落ち着いてくるんです。

あれ?気分は千利休かも…

国産の薪ストーブ…サイズや仕様を細かく調整したんだとか

熱源はドーンとそびえる大きな薪ストーブ!ズッシリとした見た目がかっこいいですね…

ガラス窓が曇りにくく、炎が美しくみえます

火を入れてもらうと、見た目を裏切らないパワフルな熱さ!

薪の燃えるスモーキーな香りもしてきて、一気に非日常の世界へ。

採れたて茶葉の香りを楽しむロウリュ

本日用意してもらったロウリュ水は『ほうじ茶』

そして、このサウナ室一番のお楽しみはロウリュ…

すぐ横の茶園で取れた新鮮な茶葉を加工し、ロウリュ用の水に使っているそうです。

アツアツのストーンにロウリュすると、ほうじ茶の香りがすぐに室内全体に広がります。

鼻の奥まで通りぬけるお茶のいい香りに、思わず一同黙ってしまうほど…

え、お茶ってこんなにいい香りだったっけ?

吉田茶園で販売される『さしま茶』-公式HPより引用

他にも貸切利用のみで提供している『和紅茶』を使った蒸留水も試させてもらいました。

うわぁ…今度は上品な甘い香りで、淹れたての紅茶を飲んでいるような気分に。

特にお茶に詳しくない筆者でしたが、思わず興味がわいてしまうほど素晴らしい香り…

まさにお茶を楽しむサウナでした。

圧巻の深さ2m!味噌樽水風呂

サ室でお茶の香りに包まれ、ポカポカになったらお庭へ移動します。

え、この巨大な樽がもしや水風呂?

登りやすく幅が広い階段
樽は4,5人は同時に入れそうな大きさ

恐る恐る階段を上った先には、2mの樽にたっぷり透き通る水が。

地下水をくみ上げて贅沢にかけ流しているんだとか。

地下水は通年水温16℃

思い切って飛び込むと、ザブン!と全身がしっかり浸かります。

冷えてて、肌触りがなめらかで気持ちいい…

樽からの見下ろすお庭も、また風情がありますね。

もう一つの一人用水風呂

隣には小さい樽水風呂も用意されていました。

こっちもより水にトロっと包まれる感覚を味わえて、気持ちいい!

2種類をはしごするのも楽しいです。

お庭のインフィニティーチェアからの眺め

休憩はお庭のインフィニティーチェアで足を伸ばせます。

水が樽からこぽこぽとあふれ、通り抜ける風の音を聞くまさにチルな時間。

古民家の凛とした空気も心地よく、あっという間に時が過ぎました。

『五感全てで味わってほしい』そんな思いが伝わってくる素晴らしいサウナ。

次はサウナーのお友達も誘って貸し切りしてみたい…

サウナの後はお茶カフェ…SUANA NAYAのこれから

最後にSAUNA NAYAさんの、これからのお話も少し聞かせてもらいました。

なんとサウナ棟の隣の建物に来年2月頃から『カフェ』をオープンさせる予定なんだとか。

提供されるのは自家農園でとれたての茶葉を使ったメニュー!

サウナでロウリュの香りを楽しんだ後、実際のお茶を飲めるなんて贅沢な体験もできそうですね。

これからの発展がますます楽しみなSAUNA NAYAさん。

ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

きっと五感で味わう素敵なサウナ体験が待っていると思います。

取材・執筆:さとる