ノスタルジー×温泉の組み合わせが最高にチルい…エモさあふれる温泉街3選

温泉旅行の醍醐味はもちろん温泉に浸かることですが、温泉街で食べ歩きをしたり、街並みを感じながら散歩するのも楽しみ方のひとつ。中には昭和レトロや大正ロマンを味わえる観光地もあり、なんともエモくてチルい雰囲気に浸れます。今回は古き良き時代を味わえる温泉街を3つセレクトしたので、ぜひチル旅計画の参考にしてみてください。
Agenda.
  1. 大正ロマンにあふれた街並みが美しい銀山温泉
  2. 圧巻の温泉風景と昭和レトロな雰囲気を楽しめる草津温泉
  3. 365段の石段がなんとも味わい深い伊香保温泉

大正ロマンにあふれた街並みが美しい銀山温泉

銀山温泉公式サイト

まず紹介したいのが山形県にある銀山温泉。江戸時代に銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来しており、大正から昭和にかけて建てられた木造建築が残るレトロな街並みが有名です。

銀山川を挟むように立ち並ぶ温泉旅館やガス灯の街灯がエモさを際立て、四季折々で違った表情を見せる景観も趣深いものがあります。とくにおすすめなのが冬の時期で、雪化粧を施した街並みを街灯が照らすノスタルジックな風景美に、誰もが心を打たれるはず。

銀山温泉は名作のロケ地やモデルにもなっており、有名なところではNHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケ地として一躍脚光を浴びました。また銀山温泉にある能登屋旅館の外観は「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」のモデルになったのではないかと言われており、写真スポットとして人気を集めています。

温泉街のつきあたりにある白銀公園内の「白銀の滝」もおすすめスポットのひとつ。落差22メートル、大小2本の滝はとても見応えがあります。滝壺の近くまで歩いていくこともできるので、水しぶきのマイナスイオンを感じながらチルいひと時を味わってみてください。

圧巻の温泉風景と昭和レトロな雰囲気を楽しめる草津温泉

草津温泉観光協会「草津温泉8K8D」

日本三名泉のひとつとして人気を誇る群馬県の草津温泉も、温泉街が非常に魅力的です。なんといっても有名なのは、温泉街の中心に位置する草津温泉のシンボル「湯畑」。毎分約4000リットルも湧き出てくる豊富なお湯と立ち上がる湯気は圧巻の一言で、思わず見惚れてしまうほどの情景です。夜にはライトアップされ、昼とはガラリと雰囲気を変えた幻想的な湯畑もGOOD。

人気観光地というイメージの強い草津ですが、レトロな街並みを味わえるのも魅力のひとつ。歴史のある温泉地ということもあり、湯畑を中心にして形成された温泉街は昭和の面影を残す懐かしい風景を味わえます。土産物店や飲食店も軒を連ねているので、食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

365段の石段がなんとも味わい深い伊香保温泉

渋川伊香保温泉観光協会公式サイト

草津温泉と同じ群馬県に位置する伊香保温泉も、レトロな街並みを感じられる温泉地。伊香保温泉のシンボルは365段の石段で、365日賑わって欲しいという願いから365段になりました。石段の頂上には伊香保神社が鎮座しており、子宝・縁結びのパワースポットとしても知られています。

石段街の周囲には昭和感満載のお店が立ち並び、石段とのコンビネーションもあっていっそう味わい深い風景に。豊富な飲食店で食べ歩きを楽しみつつ、石段街の中腹には「伊香保温泉石段の湯」という日帰り温泉があるので、観光の合間にサクッと温泉に入ることもできます。

心が落ち着くレトロな街並みと、体を芯から温めてくれる温泉の組み合わせは、心身ともにリフレッシュしたい人にぴったり。ぜひ休日にレトロ温泉街を堪能してみてください。