定番の観葉植物として人気のパキラ
パキラの原産国は熱帯地域の中南米。温暖な地域で育っているため、暑さや乾燥にも強いのが特徴です。寒い時期でも温度管理に気をつければ元気に育ちます。また病害虫も付きにくく、管理しやすいのも特徴です。人気の理由を深掘りしていきましょう。
初心者でも育てやすい
パキラはお手入れに手間がかからず室内で1年を通して簡単に育てられるため、初心者でも安心です。生命力も強く、植え替えなどをしながら適切にお手入れをすることで数十年ほど楽しめるともいわれています。
インテリアに合わせやすい
緑色の柔らかい葉っぱが連なり、爽やかでやさしい印象を持つパキラ。光沢感があり、手のひらを広げたような美しい形をしているパキラを眺めているだけでチルできます。
ナチュラルな雰囲気を持つため、リビングや寝室にも自然と馴染みやすいです。ソファやベッド横など、お気に入りの場所に置けば簡単にチル空間が作れます。
部屋の空気を浄化してくれる
パキラは葉からマイナスイオンが出ており、空気を浄化してくれる効果もあるといわれています。空気を浄化してくれるだけでなく消臭効果もあるため、トイレや寝室などに置いてチル空間を作るのもおすすめです。
季節に合った適切なお手入れをしよう
お手入れに手間がかからず育てやすいとはいえ、間違った管理をすると枯れてしまうことも。季節によってお手入れ方法が異なります。いつでもチル空間が保てるように適切な方法を詳しくみていきましょう。
春夏は直射日光が当たらないようにしよう
パキラは基本的に日光が大好きな植物です。しかし日差しの強い春夏に直射日光を当ててしまうと枯れてしまう可能性があります。そのため、直射日光が当たらない窓辺に置くのがベストです。
秋冬は温度が10度以上保てる場所に置こう
パキラは10度を下回る場所に置いておくと、生育が悪くなり枯れてしまう可能性が高くなります。そのため、気温が低くなる秋冬は部屋の温度を10度以上保てる場所に置くようにしましょう。また冬の窓際は寒いため、なるべく暖かい場所で管理するのがおすすめです。
長くパキラを楽しむためのポイント!
長くパキラを楽しむために適切な水やりや肥料を与えることが大切です。また場合によっては植え替えも必要になります。それでは季節に合わせたお手入れ方法を詳しく見ていきましょう。
水のあげすぎはNG!季節や状態に合わせて水やりしよう
水やりのタイミングは季節や状態によって異なりますが、基本的に土が乾いたら水をあげましょう。ただし、闇雲に水をたくさんあげてしまうと根腐れや枯れてしまう原因になってしまうためNGです!水やりをする際は必ず土が乾いていることを確認してしてから行いましょう。
成長が鈍くなる秋冬は水やりの回数は少なくて問題ありません。特に冬の寒い時期は土を湿らす程度で良いでしょう。ただし、暖房のある暖かい部屋に置く場合は春夏と同様に管理するのがおすすめです。
成長期の春夏に肥料をあげよう
肥料をあげる際は、成長期の春夏に置き肥料または液体肥料をあげましょう。頻度は10日~2週間に1度のペースがおすすめです。成長が鈍くなる秋冬にかけては肥料はあげないようにしましょう。
2年に1度は植え替えするのがおすすめ
パキラがすくすくと育ってくると、根詰まりして水や肥料を吸収できなくなります。その結果、枯れてしまう原因になることもあります。長く育てるために2年に1度は植え替えをするのがおすすめです。詳しい植え替え方法を見ていきましょう。
①鉢から株を抜き古い土を取り除く
腐ったり黒ずんだ根っこがあれば切り取りましょう。
②必要に応じて鉢底に鉢底石と鉢底ネットを入れる
同じ鉢を使う場合は、鉢をしっかり洗ってから使いましょう。ただし、幹が大きくなった場合はひと回り以上大きめの鉢に植え替えるのがおすすめです。
③観葉植物用の新しい土で植え込む
土と株に隙間ができないように割り箸などで丁寧に突いて満遍なく植え込みましょう。
④水をたっぷりそそぐ
最後に水やりをしたら完了です!水やりをすることで土も沈み、細かい隙間も埋めてくれます。
パキラを置いて家チルしよう!
パキラは明るく適切な温度の部屋で管理することで、1年を通して簡単に育てられます。大きなサイズのものを部屋の主役として飾ったり、小さなサイズのものをインテリアの一部として飾ったり、さまざまな楽しみ方があります。
家チルをするために、部屋にパキラを置いてチルい時間を楽しみましょう。
執筆:ちょこ