デジタル機器の使用状況を可視化することが大切

時間のある人におすすめなのが、旅先でのデジタルデトックス。実はお寺の宿泊施設や人里離れた旅館などで、「デジタルデトックスプラン」を提供している施設は多く存在します。
非日常のなかでデジタル機器から離れた数日間を過ごせば、この上ないデトックスになることでしょう。ただ、お金も時間もかかってしまうのが多少のネック。また、いきなり長期間のデジタルデトックスに取り組むのは自信がないという人も多いかもしれません。
そんな場合でも簡単に取り組めるデトックスの工夫として、まずはスマホやパソコンの使用状況を可視化することが大切。インターネットやSNSなどにどのくらい時間を使っているのか、長く使用している時間帯はいつなのかなど、自分自身の使用傾向を把握してみましょう。
もし使用しているスマホがiPhoneなら、「スクリーンタイム」という機能を使うのもおすすめ。この機能では、何のアプリや何のページをどのくらい見たのかを確認することができます。さらにアプリごとに使用時間の制限を設けたり、アプリや通知をブロックする時間を事前に決めておくことも可能。「スクリーンタイム」を利用して、デジタルデトックスの第一歩を踏み出してみるのも良いですね。
「ながらスマホ」をやめることから始めてみよう

デジタルデトックス入門として、「ながらスマホをやめる」というところから始める人も。日常に必要不可欠なツールとなってしまったスマホは、別の作業をしながらも無意識に触ってしまうことが多くあります。
そこで、なるべくスマホを触る時間を減らす工夫が必要。例えば「お風呂にはスマホを持ち込まない」「トイレではスマホを触らない」「移動中はスマホを見ない」など、シチュエーションを限定して、その場面だけデジタルデトックスをするのも効果的です。
また「スマホをチェックする時間を決めておく」「起きてすぐにスマホをチェックしない」など、スマホをチェックするタイミングを絞っておくという人も。その場合にも、1回のチェック時間が長時間にならないようにするのがポイントです。
スマホを触る代わりにできる簡単なデトックス法

1日の中で、スマホを触らない時間を意識的に設けるというのも簡単なデジタルデトックス方法。そのために「散歩をする」「瞑想する」などの取り組みをする人もいます。
休日はスマホを家に置いて、家族や友人と散歩する時間を設けてみるのもおすすめですね。歩きながらの会話を楽しんでいれば、スマホの存在も忘れてしまうのではないでしょうか。
瞑想まで深いものではなくとも、何もしないでぼんやりと過ごす時間を設けるだけでデジタルデトックスになります。日頃、デジタル機器から流れ込んでくる大量の情報を処理する脳には大きな負担が。その状態から少し解放して脳を休ませてあげることも大切です。
最初はデジタル機器から離れることを苦痛に感じるかもしれません。まずは、生活の中のちょっとした工夫でできる簡単なデジタルデトックスから始めてみませんか?