ホワイトチョコにはミルクが入ってないって知ってた?チルタイムのお供にもぴったりなスイーツ「チョコレート」の種類

ストレス軽減などのリラックス効果や、動脈硬化の対策なども期待できるチョコレート。健康づくりに役立つだけでなく、まったりしたチルタイムのお供にもぴったりなスイーツです。チョコには色々な種類がありますが、今回は主に「ダークチョコレート」「ミルクチョコレート」「ホワイトチョコレート」の3種類についてご紹介します。
Agenda.
  1. カカオ分が高く、苦みが強い大人向けの「ダークチョコレート」
  2. 実は厳しい定義が定められている「ミルクチョコレート」
  3. 実はミルクとは関係がなかった「ホワイトチョコレート」
  4. チョコレート界の新星「ルビーチョコレート」
  5. 奥が深いチョコレートの世界

カカオ分が高く、苦みが強い大人向けの「ダークチョコレート」

カカオマスが40~60%くらいの割合で配合されているのが「ダークチョコレート」。一般的には乳製品を含まず、さらにカカオ分も高いため苦みが特徴的なチョコです。

しかし最近ではカカオ分が70%以上入ったものや、糖分が低いチョコのことをダークチョコと呼ぶことも。ダークチョコの定義は明確に定まってないようですが、甘めを抑え、カカオの味わいを楽しむ大人向けのチョコレートと言えるでしょう。

実は厳しい定義が定められている「ミルクチョコレート」

普段口にすることが多いチョコといえば、「ミルクチョコレート」ではないでしょうか。マイルドで優しい口当たりなので、子供から大人まで幅広い層で人気ですよね。原料に乳製品を使用したものがミルクチョコというイメージがありますが、実はそれだけでなく、ミルクチョコレートと表示するためには明確な定義が義務付けられています。

「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」によると、カカオ分が21%以上、かつ乳固形分が14%以上含まれている必要があり、この基準を守らないと「ミルクチョコレート」として販売することができません。

実はミルクとは関係がなかった「ホワイトチョコレート」

ちなみに「ホワイトチョコレート」も乳製品を使用するイメージがありますが、これは勘違い。乳白色のココアバターをメインに使用しているため白いだけで、ミルクとはまったく関係ないようです。

ホワイトチョコはカカオ特有の苦みが少なく、クリーミーな味わいを楽しむことができるところも特徴のひとつ。ダークチョコレートと同じく明確な定義はないのですが、一般的にはココアバターを使用したチョコ全般をホワイトチョコレートと呼んでいます。

チョコレート界の新星「ルビーチョコレート」

最近では“ルビーカカオ豆”を使用した「ルビーチョコレート」も人気で、「ダークチョコレート」「ミルクチョコレート」「ホワイトチョコレート」に次ぐ「第4のチョコレート」としても注目されています。

ルビーカカオ豆に含まれている成分によって、可愛らしいピンク色をしているのが特徴。フルーツのような酸味を味わうことができます。

また、ミルクやクリームなどの動物性原料を使用せず、植物由来の原料を用いた「プラントベースチョコレート」と呼ばれるチョコも登場しています。

奥が深いチョコレートの世界

チョコレートの種類は複雑で、チョコレート自体も「チョコレート」「純チョコレート」「チョコレート菓子」「純チョコレート菓子」に分類することができます。

さらに加工の仕方によっても様々な種類に分けることができ、例えばテンパリングしたチョコレート生地を型に流して冷やし固めたものを「板チョコレート」、チョコレートと生クリームを混ぜた“ガナッシュ”を冷やし固め、四角く切り分けたものを「生チョコレート」と呼ぶなど、分類をしたらキリがありません。

調べれば調べるほど奥が深いチョコレート。チョコを食べる際には、ぜひ原材料や配分率にも注目してみてくださいね。