1.【銭湯サウナ】宇都宮で唯一の銭湯「宝湯」へ
今回訪れたのは、栃木県宇都宮市にある『宝湯』。宇都宮市で唯一営業する創業40年の老舗銭湯です。
「そうじに始まり、そうじに終わる」をモットーに、会えると心がほっこりするチルな存在のご夫婦が二人三脚で営業しています。
宝湯の魅力は水風呂にあり
宝湯でぜひ体験して欲しいのが、地下からくみ上げた、気持ちのいい地下水風呂。塩素消毒を最大限におさえることで、なめらかな肌触りを体感できる魅惑の水風呂です!
かけ流し状態のため、溢れんばかりの水量も魅力。水温は18度ほどですが、バイブラのおかげで体感はもう少し冷たく感じます。
「何度かお邪魔してますが、はじめて宝湯の水風呂に浸かったときは衝撃でしたね。水質・水量・流量どれも完璧で。
当時、わたしの中で最高の水風呂といえば「静岡のしきじ」だったんですよ。宝湯を見つけたときは、アドレナリンが放出しました。『いい水風呂は全国にまだまだあるぞ!』と。
宝湯の水風呂は、一度浸かるとまた戻ってきたくなるんです。羽衣を剥がされるほどのバイブラの強さもチルポイントですね」と濡れ頭巾ちゃん。
昭和ストロングスタイルのサウナ&独立型休憩スペースがチル
「これぞ銭湯」な佇まいのサウナ室は、100度超えの昭和ストロングスタイル!自然と水風呂を欲してしまいます。清潔感があり、安心してアツアツになれるのも推しポイントです。
休憩は、独立型の休憩スペースへ。
どどんと設置されたととのいイス、裸足が気持ちいいふかふかマット、女湯は富士山、男湯は栃木の四季をイメージしたアート作品の銭湯絵。浴室から独立した静かな空間で、おのおのがまったりとした時間を過ごせます。銭湯でここまで休憩に没頭できるとは……恐るべし宝湯!
あつめの湯船↔︎水風呂で温冷交代浴もおすすめ!
ジェットも楽しめるメインの湯船、個室感があるコンパクトな湯船、10種を日替わりで楽しめる「薬湯」と、サウナだけでなく、湯船の豊富さも要チェック。
湯船の温度はちょっぴり熱めの41〜42度ほど。サウナに入らず、湯船と水風呂で「温冷交代浴」を楽しむのもおすすめです。
2.【サウナめし】大人気の居酒屋「庄助」へ
宇都宮唯一の銭湯「宝湯」で身も心もしゃきっと磨かれたあとは、宇都宮の町へ。
今回の場外サウナめしの舞台は、栃木県庁近くにある大人気の居酒屋『庄助』。宝湯からは車で10分ほどです。
「おでごろ価格で、おいしいご飯が食べられるお店です。宇都宮にきたときは何度も寄らせてもらってます」
店内のカウンターには大皿に盛られたお惣菜がずらり。もうこれだけで「いいね!」とひざを叩きたくなるのは私だけではないはず。
注文は、お品書きを見ながら紙に書いて渡すシステム。ぜひお店の方に「どれがおすすめですか」と聞きながら注文を。どれも美味しそうで本当に迷うので、時間をかけて書くのがおすすめです。
豊富なメニューが揃う庄助で、とくに印象に残ったのが「ゆず味噌」。味わい深い味噌とさわやかなゆずの香りがベストマッチ。カラスミを食べているような舌触りにも注目です!
濡れ頭巾ちゃんいわく、塩っけがお酒のアテにもピッタリなんだとか!
「ちたけ」というキノコとナスを一緒に煮た「ちたけなす」も絶品。「ちたけ」というワードが聞きなれないですが、どうやら「栃木ではよく食べられるキノコ」なんだそう。
ナスと一緒に煮られたちたけは真っ黒。一瞬「これがキノコ……?」と思ってしまうのですが、独特の風味と出汁を感じられるキノコでした。はじめて食べる味わい!
「庄助の一番の魅力は女将さんの人柄。困っているとすぐ声かけてくれるんですよ。『氷入れる?』とか、『あなたいっぱい飲むでしょ、ボトル入れちゃえば?』とか。そういう心配りが居心地のよさを底上げしてくれているんでしょうね」と濡れ頭巾ちゃん。
大人4人がお酒もご飯もたっぷり楽しんで、お会計はなんと1万円ちょっと!濡れ頭巾ちゃんの言う通り「おてごろ価格でおいしいご飯」をたっくさんいただけました。
初訪問でも居心地抜群の店内で、おいしいお酒と食事を堪能できる庄助。ぜひ宝湯とセットでぜひ行ってみてください!
3.はじめての土地でおいしい「サウナめし」を見つける方法
全国のサウナをめぐり、なおかつ近くでおいしいお酒とご飯がありつける「酒場」を見つけるのが定番コースだという濡れ頭巾ちゃん。
とはいえ、知らない土地で、おいしいサウナめしを探すのはなかなかハード……。というわけで、濡れ頭巾ちゃんが日頃どうやっておいしいお店を見つけているのか聞いてみました!
「日頃からのトレーニングが大切ですよね。大切なのはお店を『項目』で見ないこと。ここは暖簾の雰囲気が〜、店内の雰囲気が〜、料金が〜、店員さんの接客が〜とか、項目や情報に捉われてしまうと大切なことを見逃します。
シンプルですけど『考えるな感じろ』の精神が大事なんです。
誰しも”濡れ頭巾センサー”は持ち合わせているはず。ビビッと感じたお店にはとりあえず入ってみる、情報にとらわれず足を運ぶ。日頃からそういうトレーニングをしていると、はじめての土地でも『あ、ここ良さそうだぞ』のセンサーが働くはずです」
いつもいつも、おいしい酒場に連れ出してくれる濡れ頭巾ちゃん。数多くの酒場を知っていのは、自分の足で全国のお店を練り歩き、独自のセンサーを磨いてきた経験があるからこそ。
筆者も、自分の足と舌でおすすめの”サウナめし”を発掘していきたい!と感じた、出張宇都宮サウナめしの旅でした。ありがとう宇都宮!
居酒屋 庄助
栃木県宇都宮市塙田2丁目2−3
電話:028-622-3506
営業:17:00〜23:00 日曜祝日休
YouTubeチャンネル『濡れ頭巾ちゃんのサバナ!』とのタイアップで実現した、宝湯〜庄助小山のサウナめし特集。YouTube動画では、記事では紹介しきれなかったサウナの感想トークや、サウナめしトークがくり広げられています!ぜひご視聴ください。
取材・執筆:はせがわみき