「COCO VILLA」を立ち上げたのはこの方!

・ココザス株式会社/代表取締役CEO 安藤 義人(あんどう よしと)さん
東京生まれ・東京育ち。「ないものねだりなのか、日本の豊かな自然が好き」と語る安藤さん。旅行が趣味で、日本各地に足を運ぶたびにその場所の自然風景に魅了されてきたとか。日本の自然を心から愛する安藤さんが、日本人の幸福度をあげるために立ち上げたのが『COCO VILLA』でした。「まさか自分がヴィラ事業をやるなんて思っていなかった」と、COCO VILLA誕生までのストーリーを語ってもらいました。
<<<前編
3.「何もしない贅沢をCOCO VILLAのサウナで」安藤さんおすすめの過ごし方
──先ほど(=インタビュー前編)少しサウナのお話が出ましたが、COCO VILLAはサウナにもかなりこだわっていますよね。

COCO VILLAに宿泊したらずーっとサウナに入っているくらい、わたし自身サウナが大好きなんです。
八ヶ岳、那須白河では、薪ストーブを導入しています。パチパチっと燃える時間をたっぷり堪能してほしいです。
──ずっとサウナに。どんな過ごし方がおすすめですか?

八ヶ岳でいえば、ととのいスペースがとくにお気に入りです。
目の前に野生の鹿が現れるくらい静かな場所で、ぼ~っとチルを感じるのにぴったりなんですよ。標高1100メートルの避暑地ということもあって、夏も快適です。

那須白河でいえば、山を切り出した場所に位置しているので、究極のプライベート空間が味わえます。温泉とサウナを楽しみながら、庭で過ごす時間が堪らなく好きですね!
──まさにチルが詰まった空間という感じがします。

わたしがチルを感じる瞬間って、ひとりで静かな時間を過ごせたときなんです。
COCO VILLAのサウナ空間には、そんなわたしが思う「チル」が反映されています。みなさんにも「これがチルだ」って感覚をぜひとも体験してほしいですね。
──全拠点にサウナが導入されているのは、COCO VILLAにいる時間をより充実させてくれるからなんですね。
都心で働く方々にとって、何もしない時間って究極の贅沢だと思うんですよ。
サウナで外気浴しているときって、まさに“何もしない贅沢を味わえる瞬間”だと思うんです。COCO VILLAでは、そんな贅沢を思う存分堪能してほしいですね。
──何もしない贅沢。すごく引き込まれるワードです。サウナ以外でCOCO VILLAのおすすめの過ごし方はありますか?

可能ならスマホの電源をオフにすること。都心にいたら絶対できないけど、COCO VILLAで過ごす時間くらいは、仕事や連絡も忘れてほしいです。
それと、チェックイン前に食事の買い物は済ませておくのをおすすめしてます。COCO VILLAで過ごす時間は限られていますから。
好きなだけサウナを楽しんだり、焚き火を囲んでゆっくり過ごしたり、BBQやお酒を楽しんだり。朝の澄んだ空気の中でコーヒーを飲むなんてのも格別です。
自然をたっぷり満喫しながら、ここでしか体験できない時間を過ごしてほしいですね。
4. 「泊まりやすいヴィラをつくりたかった」多くの人に利用してほしいからこそリーズナブルな価格で
──立地、空間、サウナと、どれもとてもこだわりを感じるのですが、COCO VILLAは相場よりもかなりリーズナブルに宿泊できますよね。

「泊まりやすい」と思ってもらえるヴィラを作りたかったんです。
いくらプライベート空間で過ごせると言っても、普通は、食事なし・サービスなしの場所に高いお金はなかなかかけられないですよね。
COCO VILLAは、毎日忙しく働く方々が自然に触れることで「こんな人生もあるんだ」って知ってもらうきっかけの場所を目指しています。
そのためには、値段を上げず、より多くの方にこの体験を届けることが大切だと考えました。
──リーズナブルな価格で提供するために、努力していることはありますか?

COCO VILLAに宿泊してもらった方に「次もここを利用したい」と思ってもらうことでしょうか。そのために、常に利用者目線でいることを大切にしていますね。
現地に視察へ行くこともそうですが、サウナや薪の使用にむやみに追加料金を発生させないこと、朝ゆっくり過ごしてほしいから11時チェックアウトにしていること、「1泊〇〇万円」という設定でなく、大人2名からでも宿泊できるシンプルな価格設定にすること……そういったことが努力に含まれると思ます。
──今後も各地に拠点が増えていく「COCO VILLA」なら、全国各地いろんな景色を見ることができるのも魅力だと思いました!
わたしのように全国いろんな場所を旅したいと考えている方は、COCO VILLAのオーナーになるという選択肢もあるんですよ。
──オーナー?

COCO VILLAを所有するという「オーナー制度」です。
COCO VILLAのオーナーになると、年間6泊・日本全国のCOCO VILLAに宿泊ができるほか、利益配分も受け取れます。

「このビジネスで儲けましょう!」というお話ではなく、旅行も楽しみつつ、利益で得たお金をまたなにかの挑戦、旅行など、人生を豊かにすることに活用してほしいと思っているんです。
──たくさん宿泊したいし、もっと旅行にもいきたい。そんな方には「そんな選択肢もあるよ」ということでしょうか?
そうですね!オーナーにならずともCOCO VILLAに宿泊はできますから!あくまで、COCO VILLAをきっかけにして、豊かな生き方を見つけてもらうための「選択肢」のひとつです。
5.目指すのは「日本一の貸別荘チェーン」2027年末には100拠点オープン!

──2025年中に25拠点目のオープンを目指しているそうですが、最終的にはどのくらいまで拠点を増やしていく予定なんでしょうか?
「日本一の貸別荘チェーン」を目指して、2027年末には100拠点目をオープンさせたいと思っています。
──100拠点!ということは、COCO VILLAに宿泊すれば、必然と日本各地の自然に触れられるってことですね……!

ゆくゆくは、春夏秋冬「この時期ならこのヴィラがおすすめ」といった「COCO VILLA年間スケジュール」みたいなものも作りたいと思っています。

埼玉秩父の長瀞でいえば、春は桜がすばらしいです。COCO VILLAでも夜桜が楽しめるようライトアップを準備してます。
梅雨前の時期ならSUPで川のライン下りもおすすめですし、11月中旬以降はきれいな紅葉を独り占めできます。
こんな風にわたしの中に、日本全国「この時期にこの場所で遊ぶのが好き」というのがあるんです。「この時期ならここ!」と、スポットごとにおすすめを提案したいですね。日本のすばらしい景色を、COCO VILLAで体験してほしいんですよ。
──安藤さんにお任せすれば、その場所でいちばん最適の過ごし方を提示してくれそうですね……!

今後、そういったリストも作っていきたいと思っています!
「COCO VILLAスタンプラリー」みたいなものをつくって、全拠点に宿泊してくれた方を「永久会員」みたいに表彰したいな〜なんてことも考えていますよ。
──COCO VILLAに泊まるのが楽しみになるコミュニケーションですてきです。最後に読者にメッセージをお願いします!

COCO VILLAは、以前のわたしのように「仕事ばかりの人生でいいのかな」と、感じている方のためにつくった場所です。
わたし自身、日本全国の自然に触れる時間を設けたことで、人生が豊かになったように、COCO VILLAがきっかけとなり、みなさんの人生がより豊かなものになることを願っています!

インタビューの中でとくに印象的だったのが、安藤さんの立地選びと、空間設計へのこだわりでした。
「自分自身が満足できないものは取り入れない」と、安藤さんの想いが基盤になっているCOCO VILLA。常に利用者目線に立つ安藤さんが手がけたCOCO VILLAなら、絶対にいい体験ができる!お話を聞いていて、そんな確信が強く持てました!
これからのCOCO VILLAが楽しみです。
忙しく働く毎日に、どこか不安や焦りを感じる方はぜひCOCO VILLAへ。日本各地、ぜひすばらしい自然を五感で感じに行ってみてくださいね。
取材・執筆:はせがわみき/インタビュー写真:Chill+編集部