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サウナで修行?群馬高崎「観音山サウナ蒸寺」でサトラーになってきた

サウナで修行?群馬高崎「観音山サウナ蒸寺」でサトラーになってきた

「修行」をテーマにしたアッチアチサウナが群馬・高崎にあるらしい…。そんな噂を聞きつけて、2024年8月にオープンした男性専用サウナ『観音山サウナ蒸寺』へ。「熱さ」にふり切った唯一無二のサウナ体験が、多くのサウナーの注目を集めているこの施設。一体どんな修行が待っているのか、体験しに行ってきました!
Agenda.
  1. 「悟りを開く修行」がテーマの観音山サウナ蒸寺
  2. 絶景でアチアチ!強烈ロウリュ&熱波「釈迦炎舞」
  3. 宇宙を感じる「空の間」で己と向き合う瞑想を
  4. 激アツスチーム「蒸観音」で真のサトラーへ
  5. サウナの「蒸行」水風呂の「水行」で煩悩を振り払う

「悟りを開く修行」がテーマの観音山サウナ蒸寺

「慈眼院」公式サイトより引用

群馬・高崎のランドマークとして知られる、巨大な白衣観音。

観音像から観音山サウナまでは車で5分ほど

この場所でサウナをやるならと「悟りを開く修行」をテーマにオープンしたのが「観音山サウナ蒸寺」です。

アチアチのサウナ、キンキンの水風呂、そして休憩と、温冷の強烈なギャップにより、サウナを通じて悟りを開く“サトラー”を輩出しています。通常は、男性専用施設ですが、不定期でレディースデーの開催も。

受付スペース

利用料金は13時〜21時までは1,500円、21時以降は1,300円(平日/120分制)とリーズナブルな金額でサウナが楽しめるのもポイント

受付を済ませたらサウナマットを受け取り、ロッカールームへ。脱衣・パウダースペースともに広々と清潔感に溢れていて、気持ちよく利用できます。準備ができたらいざ「悟りへの旅」へ…。

ロッカー

絶景でアチアチ!強烈ロウリュ&熱波「釈迦炎舞」

さてさて、「観音山サウナ」のサウナ室、一体どのくらい熱いのか確かめにいきましょう。まずやってきたのが、メインサウナの「釈迦炎舞」

まずは、ドア前で「心得」を熟読します。

なになに。深呼吸して瞑想の準備をし、禅定印(ぜんじょういん)のポーズ。目を閉じて呼吸に意識を向ける、と…。ふんふん。読むだけで、どこか修行僧になった気分です。

ドアの取手も雰囲気ある!「錫杖(しゃくじょう)」というらしい…

「釈迦炎舞」の収容人数は23名ほど。座面も奥行きがあって座りやすく、どしっと腰をかけてストレスなく座れます。窓の外には、高崎の街並みが広がるのも魅力。開放感にあふれた空間です。

室温は90〜95度と、比較的高めの温度設定ですが、入った瞬間から熱くて痛い!というわけではなさそうな…?そうこうしているうちに、オートロウリュが作動。

オートロウリュは20分に1度(00・20・40分)

HARVIAのサウナストーブ2台に一気に降り注ぐオートロウリュ、見た目が美しいのはもちろんですが、「ま、まだ?まだ続いちゃうの?」と思ってしまう時間の長さも特徴です。

ロウリュだけでもブワッと熱気が押し寄せるのですが、間髪入れずに送風口から熱風の噴射が!

このオート熱波、「あちちち〜〜〜〜〜」と声が我慢できないほどの強烈っぷりで、とにかく熱い!熱い!

責任者の中村さんによれば「熱波の作動中にかけ抜けるようにサウナ室から出ようとすると、全身で熱風を浴びることになるので想像以上にきついと思います(笑)上段にいた方は一段降りるくらいがベストかもしれません」とのこと。

お、お、お、おそるべし釈迦炎舞。この熱さ、ぜったいに舐めるべからずです…!

シングル水風呂(8度設定)

バチバチに蒸されたあとはすぐさまクールダウン。

中村さんのおすすめの入り方は、「清めの滝」で頭を冷やしてから「シングル」の水風呂に30秒入ること。アッチアチからのキンキンでインフィニティチェアに腰をかけると”宇宙”を感じてしまうとか…!

た、たしかになんかいつもよりも宇宙に近づいた気がする…!

休憩スペースは室内ですが、大きな窓から風がすーっと入ってくるので外気浴のような心地よさが味わえます。気持ちいい〜

標高は190mほど。施設はかなりの高台にあります

夜は窓の外に夜景が広がり、キラキラッと輝く幻想的な視界へ。こんないいスポットでととのえるなんて、地元の方が本当にうらやましい。

夜の休憩スペース

宇宙を感じる「空の間」で己と向き合う瞑想を

続いてやってきた「空の間」は、宇宙をイメージしたサウナ。より深く没入できるサウナ室で、サトラーを目指すためには体験必須!

体感温度は90度強。薪サウナということもあり、心なしか熱がやわらかいように感じますが、しっかり熱い!いや、すごく熱い!
ほうじ茶ロウリュはセルフで。香りが空間とベストマッチ

ストーブには、眺めるもよし、音に耳を傾けるもよしな、薪サウナを贅沢に使用。胸の高さほどあるストーブに合わせるように作られた座面は、大人4人がゆったりと座れるくらいの広さ。

まるで禅寺での修行…

「坐禅を組みながら心を沈めるのが空の間での礼儀」ということで、中村さんにどんな姿勢がいいのかお手本を見せていただきました。照明も落ち着いていて瞑想にぴったりです。

室内には、仏教の教えをサウナにかけて説いたオリジナルの「説法(せっぽう)」が流れており、音声に従って心を沈め、己と向き合うことができます。

目を閉じ、音に耳を傾け、熱と向き合うと、意識が内へ内へと向かっていって、心がすーっと落ち着く感覚が。こ、これが悟り…?いや宇宙…?!熱・音・香りで五感がフルマックスに刺激され、自分という「個体」にただただ向き合える新感覚のサウナでした。

激アツスチーム「蒸観音」で真のサトラーへ

最後の修行の舞台となるのが、こちらの「蒸観音(むしかんのん)」。

一見ふつうのスチームサウナのように見えますが、むしろ「蒸観音」こそ、サウナでの修行を体現しているとか。ど、どういうこと…?

前が見えないくらいのスチーム量!室温は90度ほど

恐る恐る扉を開けると、視界が一瞬で真っ白になるスチームが直撃!スチームをかき分けながら、どうにかこうにか座面に到着するも、絶え間なく強烈なスチームが押し寄せてきます…!なにこれ…。

スチームなしだとこんな雰囲気

これはふつうのスチームサウナじゃない!と気づいたのも束の間、ものの2分で限界を迎えあっけなく退出!

「蒸観音」は、身を清めるために煙を浴びる「常香炉(じょうこうろ)」をイメージしたサウナ室で、お寺での修行を疑似体験できるようになっているそうです。

「蒸観音は、サウナハットとタオルが必須で、入室前にタオルで口を押さえながら呼吸を確保し、身を屈めて入るのがおすすめです」と中村さん。

特に最上段は激アツ。中村さんでも入れて3〜4分ほどとのことですが、すぐに退出してしまったので、まだまだ修行が足りないなぁ…と感じました。

「空の間」「蒸観音」2つのサウナ室の目の前には、14〜15度としっかり冷えた水風呂の用意も!水深は90センチほどで、深さたっぷり。

(左)41〜42度(右)43〜44度

湯船があるのもポイントで、銭湯に通うような感覚でお風呂、サウナを利用する常連さんが多いとか。ちなみにこの湯船にも「修行」が取り入れられていて、右側の湯船は43~44度とかなりの熱さ!

サウナの「蒸行」水風呂の「水行」で煩悩を振り払う

3種の激アツサウナ、2種の水風呂、開放的な休憩スペース。サウナ修行を通して見えてくるのは、心の解放と悟り…!

ほかでは体験できない、サウナで悟りを開くことこそが、「観音山サウナ蒸寺」が多くのサウナーたちを魅了する理由!とはいえオープン当時は「さすがに熱すぎる…!」という声もあったとか。

「観音山サウナ蒸寺のテーマは『修行』なので、“ちょっと熱いサウナ”じゃ意味がないのではないかと。サウナの温度はあえて下げず、テーマを貫き通した結果、今は”どこよりも熱いサウナ”と”サウナで修行”という施設のあり方が浸透したように感じています。『修行しにきました!』とコンセプトを思いっきり楽しんでくれる方が多くうれしいですね」と中村さん。

「蒸行浄化」「水行清浄」を掲げた入り口

観音山サウナをおすすめしたい人について聞いてみると、情報過多や人間関係、タイパ・コスパなどの効率重視など、現代社会にちょっと疲れてしまった人という回答が。

「アチアチサウナとキンキンの水風呂は、頭がシャキッとする感覚を味わえて、煩悩・邪念を取り払うのにぴったりです。現代社会は意識が外へ外へと向きやすいように感じているので、本当の自分を忘れてしまっている…と感じる方は、ぜひ“サウナ修行”で己と向き合う時間を味わってほしいですね!」

施設内は、たとえ友人同士での来店でも「完全黙浴」が徹底されており、静かにサウナを楽しみたいという方にもぴったりですよ!

観音山サウナの最寄りである高崎駅は、東京駅から新幹線で最短50分ほど。駅から施設まではバスでおよそ20分(本数は少ないので注意!)、タクシーでおよそ10分と、交通手段も幅広いです!

とにもかくにも都内から日帰りで足を伸ばしやすい場所にあるので、「今週末どこのサウナに行こうかな〜」なんて考えている方は、ぜひ「観音山サウナ蒸寺」で煩悩と決別する時間を味わってほしいと思います!

施設情報

【サウナ女子のみなさまへ】レディースデーも不定期で開催あり!最新情報は施設HPSNSをチェックしてみてくださいね!