北海道は、実は温泉天国って知っていましたか?登別温泉、定山渓温泉、湯の川温泉などの有名な温泉地だけでなく、ローカルな温泉地を含めると、その数200以上!その中から北海道在住の温泉ソムリエがおすすめする、絶景温泉宿を10施設選びました。
広い北海道を6つのエリアに分けて、それぞれの温泉地の紹介と、おすすめ温泉&サウナをピックアップ。露天風呂から北海道らしい絶景が見られ、サウナーも満足の本格サウナも完備。極上の湯につかって、サウナで汗を流し、絶景を楽しむ。心も身体も解放される、ととのい旅に出かけましょう。
【道南エリア】源泉温度高め。日本最古と呼ばれる温泉も
函館周辺・道南エリアの温泉地の特徴は、源泉温度が高くて「アツアツ」な温泉が多いこと。
旅人が足だけ浸かって「あちち」となっている様子を尻目に、地元の人は平然とした顔でざぶんと入浴、なんてことも。その分、湯上がり後もあたたかさが持続します。
知内温泉|5つの源泉がある北海道最古の湯

函館エリアからさらに南へ下ること1時間ほど。800年以上湧き続けている5つの源泉をたっぷり堪能できる「知内温泉」。
2026年に日本で3施設だけが選ばれたサウナアワードを受賞したサウナ「呼吸の間」は知内産道南杉を使った、森の教会のような建物。源泉、天然水風呂、森の中の外気浴を心ゆくまで味わって。
湯の川温泉ホテル 雨宮館|サウナ×函館塩ラーメン

函館駅〜五稜郭〜湯の川温泉を結ぶ函館市電でショートトリップ。市電駅から徒歩2分の場所にある「湯の川温泉ホテル雨宮館」。
無色透明で無臭な湯の川温泉の源泉と、セルフロウリュサウナが日帰り利用できます。檜の香りたっぷりのサウナを温泉価格で楽しめ、お風呂上がりには1階にある函館塩ラーメン「しおいち」で塩ラーメンを!
【道北エリア】大雪山脈、原生花園。自然と共にある最北の温泉地
大雪山周辺は火山帯ならではの硫黄泉が特徴的。登山とセットで温泉を楽しむのがおすすめです。そこからさらに北へ約250km。稚内周辺は、海に近い地形から食塩泉・鉄泉が中心です。
日本最北の温泉郷である豊富温泉は「油分を含んだ温泉」として有名。山脈や稚内周辺の沿岸に広がる原生花園など、北国を感じられる景色と共にお楽しみください。
稚内市健康増進センター 稚内温泉 童夢|季節に合わせた薬湯が楽しい

打たせ湯、寝湯、ジャグジー、露天風呂など、11種類の浴槽がある「童夢」。季節に合わせてよもぎ、菖蒲、リンゴなどを入れた薬湯に浸かるのも楽しいですね。
サウナは高温とミストの2種類。売店で購入できる「最北端の湯 入湯証明書」も忘れずに。
芦別温泉 スターライトホテル|選べる3種類のサウナ

日帰り利用は、120分の時間制と、1日滞在できるフリープランの2種。フィンランド式の高温サウナ、バレルサウナ、低温の塩サウナの3つのサウナでは、熱波師イベントが開催されることも。
サウナ後の腹ごしらえは施設内の地産地消レストランで地元食材を味わうのはいかがでしょう。毎晩20時からは星空案内人が芦別の夜空を案内してくれるので、宿泊して星空温泉&サウナを楽しんで。
【札幌近郊】札幌から車で1時間の距離に温泉地が点在
札幌近郊には、「札幌の奥座敷」と呼ばれる定山渓温泉、小樽市の朝里川温泉など、札幌から日帰り圏内にも有名な温泉地が点在しています。
ナトリウムやカルシウムが含まれる塩化物泉が中心。保湿・保温効果が高い「あたたまり」の湯です。各エリアには飲食店や雑貨店なども集まっているため、週末ドライブに最適。宿泊してゆっくり滞在するのもおすすめです。
定山渓 鹿の湯|ととのうを越える“仕上がる”体験

温度の異なる3つの温泉と2種類の水風呂、さらにサウナで、交代浴を実践できます。温度の異なる浴槽へ入ることで、自律神経が整えられるとも言われています。
野生の鹿が傷を癒すために入ると呼ばれたことから名付けられた鹿の湯は、サウナにも伝承。「鹿の窯」にはikiストーブと札幌市内を流れる豊平川の源流を使用した、かけ流し水風呂で、ととのう以上の体験ができちゃうかもしれません。
石狩天然温泉 番屋の湯|カピバラがお出迎え

石狩湾を臨む海沿いに建つ番屋の湯では、カピバラたちも専用の浴槽で温泉を満喫。のんびりしたその光景を見るだけで癒やされます。
全室海を臨む客室もリーズナブル。家族や友人と気兼ねなく過ごせる、札幌からのプチ旅に最適です。近くにある「北欧の風 道の駅とうべつ」に立ち寄るのもおすすめです。
【オホーツクエリア】オホーツクブルーに癒やされて
オホーツク海を臨む紋別のオホーツク温泉や、世界遺産知床周辺のウトロや羅臼などの温泉地も。このエリアならオホーツク海を眺められる立地の温泉がおすすめ。
夏にはオホーツクブルーと呼ばれる青色がまぶしく、冬には一面の流氷が見られるのが魅力です。
オホーツク温泉 ホテル日の出岬|日の出を見るなら泊まりたい

さえぎるものが何もなく、どこまでも続く青い空と青い海、時には荒々しさを感じる冬の流氷。オホーツク海は、そんな北海道の大自然を感じられる場所。
温泉に浸かりながら、内湯から、露天風呂から見る風景には、心の底から癒やされることでしょう。海から昇る朝日を見たいなら、宿泊が必須。毛ガニやホタテなど、新鮮なオホーツクの恵みが味わえます。
【釧路エリア】多様な泉質が混在。温泉+αで楽しみたい
阿寒湖温泉や摩周温泉、川湯温泉などが有名な釧路エリア。点在している温泉地は、どれも泉質が異なり、いくつか巡ってその違いを楽しむこともできます。
湖や森、海など、周りを取り囲む自然もさまざま。カヌーやバードウォッチングなどのアクティビティと併せて旅をしたいエリアです。
湯宿だいいち|せせらぎの音を聴きながら、シマフクロウに会いたい

「湯宿だいいち」があるのは養老牛温泉。野鳥が飛び交い、野生動物が顔を出す、大自然の中にひっそりと佇む秘湯です。天然記念物であるシマフクロウが姿を見せることでも有名。
川沿いに面した混浴の大露天風呂や、景色を楽しめるサウナなど、時間を忘れて自然に溶け込む体験ができるのも人気の秘訣。
※2026年4月現在、日帰り入浴は実施しておりません。
【十勝エリア】世界に2ヶ所だけ。植物モールの湯
十勝といえば、世界にドイツと十勝にしかないという、植物モールの湯がメジャー。ボディーソープ、落ちてない?と思うほどの、肌に吸いつくとろみの湯がやみつきになります。
泉質を味わいつつ、サウナや絶景露天風呂など趣向を凝らした施設が多く、どこを選んでも正解。温泉選びには困らないエリアです。
晩成温泉|絶景よりも泉質推し

太平洋の荒波と原生花園が見られる大樹町晩成地区。海沿いにひっそりと建つ晩成温泉には、全国から温泉ファンが訪れる場所でもあります。
海のミネラル分をたっぷり含んだヨード泉は、茶褐色でお風呂上がりもあたたかさが持続。お食事処で味わえるラーメンと、地元酪農家のソフトクリームも絶品です。
トムラウシ温泉 東大雪荘|湯治しながら篭りたい

名峰トムラウシ山から湧き出る源泉を100%で味わえる、山あいの温泉。新得駅前から無料送迎バスも出ています。
登山やトレッキング後に訪れるのはもちろん、連泊してゆっくり温泉を堪能してみてはいかがでしょうか。デジタルデトックスにもおすすめの宿です。
まとめ:今すぐ旅に出たくなる、魅力的な温泉がズラリ

温泉に入ると、心も身体もふわっと軽くなりますよね。思わず出る「あ〜っ」という声やため息。まさに全身を“ととのえて”くれるのが温泉の存在です。さらに、絶景やおいしい地元グルメが味わえるなら、なおのこと。
翌日からの仕事をがんばろう!と思わせてくれるパワーが温泉にはあります。日帰りでも宿泊でも、温泉は変わらず旅人を受け入れてくれます。たまには時間を忘れてのんびりと。絶景温泉旅に出かけましょう。


