1.栄湯(新宿区・落合南長崎)

青い光につつまれた浴室が印象的な「栄湯」。落合南長崎駅から徒歩8分の場所にあります。白を基調にした内装は、まるでギリシャの街にいるかのような気分にさせてくれそうです。軟水を使ったお風呂で、肌触りのよさと光の演出をダブルで堪能できるなんて贅沢ですね!

「栄湯」のもう一つの見どころは「釈迦サウナ」。天井いっぱいにカラフルなお釈迦様の絵が描かれていて、優しい表情でサウナ室全体を見守ってくれています。
普段以上に落ち着いた神聖な雰囲気で、ととのいの満足度もひとしおになりそうです!浴室は週替わりなので、同サウナに入りたいときは事前のチェックを忘れずに。
2.改良湯(渋谷区・恵比寿)

恵比寿駅から徒歩11分の「改良湯」。目印は、建物の外観に描かれた巨大なクジラです。壁全体に描かれたダイナミックな絵に、思わず魅了されてしまう人は多いはず。

浴室はまるで宇宙のような空間。2人組の絵画作家Gravityfreeによって描かれたペンキ絵が、幻想的な雰囲気をかもし出しています。浴槽の底から放たれる光は、お風呂が特別な空間であることを肌で感じさせてくれそうです。
軟水を使った炭酸泉に入りながら、ぜひ改良湯ならではの空気を感じてみてください。
3.千代乃湯(目黒区・学芸大学)

学芸大学駅から徒歩2分の「千代乃湯」。明るい光で照らされた浴室は、そこにいるだけで癒される気持ちにさせてくれます。
軟水が気持ちいいジェット風呂や座風呂のほか、青いタイルの壁に囲まれた炭酸泉もおすすめです。青の洞窟のような静かかつ穏やかな空間で、リラックスタイムを過ごせること間違いありません!

男湯の壁を見上げると、銭湯のペンキ絵のなかでは珍しい赤富士が見られます。銭湯絵師の丸山喜久男さんの弟子、中島盛夫さんが描いたものだそう。女湯には、同じく弟子の丸山清人さんが描いた富士山が描かれています。
本格的なペンキ絵をながめる時間も、千代乃湯ならではのチルタイムになりそうですね。
4. 天然温泉 久松湯(練馬区・桜台)

2014年にリニューアルオープンしてから、いっそう人気が高まっている「天然温泉 久松湯」。桜台駅から徒歩5分ほどの場所にあります。人気の秘訣は、なんといってもそのオシャレさです。エントランスをくぐると、受付を照らす控えめな照明と、オリジナルデザインの暖簾が目に入ります。この空間にいるだけで、十分ととのえそうなくらいスタイリッシュです!

久松湯に行ったらぜひ見てほしい、壁に映し出されるプロジェクションマッピング。浴室の一番奥に投影されるので、屋内のお風呂であればどこからでも楽しめます。温かいお風呂と、視覚からのエンターテイメントの両方が満喫できる、そんな久松湯は絶好のチル空間と言えるのではないでしょうか。
都内の銭湯は、お風呂や設備面に加えて、光や絵にこだわっているところもたくさんあります。そういった点を意識しながら入浴すると、さらに味わい深い時間を過ごせるかもしれませんよ。チルタイムの楽しみとして、今回紹介した銭湯にぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです。
執筆:穴山悠理