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都心のオアシスで深呼吸!東京都内にあるチルい植物園3選

都心のオアシスで深呼吸!東京都内にあるチルい植物園3選

高層ビルや人混みのイメージが強い東京ですが、実は緑豊かなスポットもたくさんあるのをご存じでしょうか。なかでも、普段の生活では出会えない植物に囲まれて過ごせる「植物園」は、心も体もリフレッシュできる癒やしの場所。今回は、東京都内にある植物園の中からおすすめの3スポットをご紹介します。
Agenda.
  1. 南国気分を味わえる「夢の島熱帯植物館」
  2. 歴史と自然に浸れる「小石川植物園」
  3. 涼しさと緑に包まれる「熱帯環境植物館」

南国気分を味わえる「夢の島熱帯植物館」

「夢の島熱帯植物館」公式サイト 

都内を代表する植物園のひとつが、江東区・夢の島にある「夢の島熱帯植物館」。ここでは1,000種類を超える熱帯植物が育成されています。

ユニークなのは、隣接する「新江東清掃工場」の“余熱”を利用して温室内の気温を保っている点。ゴミを燃やした熱で植物を育てるという、サステナブルな仕組みです。

館内の見どころは、約1,500平方メートルにもおよぶ大温室。熱帯雨林をモデルにしたこの温室はA・B・Cの3つのドームに分かれており、それぞれ異なるテーマで構成されています。各ドームには、パイナップルやカカオ、バナナといった果実のなる植物や、小笠原諸島の希少な固有種などが展示。都内にいながら南国気分を楽しめるでしょう。

ドームをたっぷり歩いたあとは、ひと息つける時間を。ショップで人気のトロピカルフルーツアイスや、自動販売機でドリップされる熱帯のフェアトレードコーヒーを味わえば、南国気分の余韻に包まれて心までゆるやかにほどけていくはず。

歴史と自然に浸れる「小石川植物園」

「小石川植物園公式サイト

文京区にある「小石川植物園」は、日本で最も歴史のある植物園として知られています。その起源は、江戸時代に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」にさかのぼり、明治10年の東京大学の設立にあわせて一般公開されました。

以来、大学の附属施設として植物学の研究や教育に使われながらも、一般の人にもひらかれた場所として長く親しまれています。

台地や泉水池など、さまざまな地形をそのまま活かした敷地は約16万平方メートルと広大。園内には研究に使われる植物や入手が難しい希少な植物などが数多く育成されており、その数はなんと約4,000種です。

入園料は大人500円と、ワンコインで楽しめる手ごろな価格。気軽に立ち寄って、緑豊かな園内で心安らぐひとときを過ごせます。絶滅危惧種や珍しい品種など、日ごろ目にする機会の少ない植物をじっくり観察し、その美しさに触れてみてください。

涼しさと緑に包まれる「熱帯環境植物館」

「熱帯環境植物館」公式サイト

板橋区にある「熱帯環境植物館」は、東南アジアの熱帯雨林をモチーフにした植物園です。館内には約700種・2,000本もの植物が展示されており、マングローブなど普段なかなか見ることのできない熱帯植物が勢ぞろい。

なかでも目を引くのが、熱帯の高山植物を集めた冷室エリア「雲霧林」です。シャクナゲやラン、ウツボカズラといった人気の植物を、夏でも快適な温度の中で楽しめるのが嬉しいポイント。ここの冷室を含め、館内にはテーマの異なる4つの植物ゾーンが用意されているので見応えがありますよ。

さらに地下には、植物園としては珍しいミニ水族館も併設。東南アジアを中心とした海や川に暮らす生きものたちが、約150種・2,500匹も展示されています。館内の喫茶室では、土日祝限定でマレーシア料理などのアジアンフードも提供。植物に水辺の生きもの、そしてグルメも楽しめる癒やしのスポットです。

植物園の中をのんびりと歩いたり、植物を観察したり――緑に囲まれて過ごすチルい時間は、心をそっと整えてくれます。そんな植物園ならではの魅力を、ぜひじっくりと体感してみては?