豊かな自然を堪能できる都内屈指のチルスポット「高尾山」
関東圏の人々にとってお馴染みの「高尾山」は、東京都内(八王子市)に位置しながら豊かな自然を堪能できる抜群のチルスポット。都心からアクセスしやすく、平日・休日に関わらず多くの登山客が訪れます。
高尾山では153科1,300種類にのぼる植物が確認されていて、ヤマザクラや紅葉など、どんな季節でも豊富な植物が登山客をお出迎え。高尾山特有の植物も65種類に達しているので、のんびり散策しながらお目当ての植物を探してみるのも面白いかもしれません。
植物だけにとどまらず、メジロやジョウビタキといった野鳥、リス、タヌキ、イタチといった野生動物に巡り会えるのもポイント。運が良ければ、ムササビやフクロウといったレアキャラを目にすることもできます。
高尾山は標高599mと初心者でも比較的登りやすく、近年はパワースポットとして注目を集めることも。眼下に広がる関東平野の絶景を堪能しながら深く息を吸って、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
山岳信仰の対象として親しまれている奥多摩の霊山「御岳山」
高尾山と同じく東京都内にあり、緑豊かな奥多摩の自然を満喫できるのが「御岳山」です。標高831mとそれなりに高い山ではありますが、体力を温存しながらのんびり楽しみたい人はケーブルカーの利用がおすすめ。JR青梅線御嶽駅からバスでケーブルカーの起点・滝本駅に移動すれば、山頂付近となる標高831mの御岳山駅まで運んでもらえます。
とはいえ、ケーブルカーを利用しなくても滝本駅・御岳山駅間の登山時間は60分ほど(JR御嶽駅から滝本駅までは徒歩約45分)。初心者でも歩きやすく、自然が織り成す景観に包まれながら山を登りたい人にぴったりです。
御岳山駅からさらに約30分歩いてたどり着くのが、山頂の人気スポット「武蔵御嶽神社」。御岳山は約1,400年前に山岳信仰の対象となった歴史があり、滝行などの修行をおこなう霊場として親しまれてきました。霊山の荘厳な空気は、一味違ったチルタイムをもたらしてくれるはず。
男体山と女体山、どちらの絶景も堪能できる「筑波山」
茨城県にある標高877mの「筑波山」は、日本百名山の中で“一番低い山”として知られています。気軽な登山を楽しめるスポットですが、じつは「西の富士、東の筑波」と称されるほど美しい山容が自慢。登山を始める前に、まずは麓から筑波山の雄大な姿をぜひ見上げてみてください。
筑波山は「男体山」と「女体山」を有し、それぞれに登山道が設けられています。たとえば麓の筑波山神社から男体山の頂上を目指す「御幸ヶ原コース」は、所要時間90分。筑波山神社から女体山山頂を目指すルート「白雲橋コース」は110分となっています。1回の登山で片方の山頂しか楽しめないということはなく、山頂同士を結ぶ連絡路が設けられているのでご安心を。
体力に自信がない人は、男体山側ならケーブルカー、女体山側ならロープウェイが利用できます。また、帰りに筑波山温泉郷を訪れるのもアリ。温泉で疲れを落としつつそのまま1泊すれば、筑波山の自然・絶景・温泉の三拍子そろったチルタイムを満喫できますよ。
いずれの登山スポットも、関東圏ながら豊かな自然の情景を存分に浴びることができます。森や動物たちの息遣いに耳を澄ませながら、登山の魅力をじっくり体感してみては?