GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILLとは

千葉県富津市にある「GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL」は、ゴルフ場内に建てられている珍しいグランピング施設です。テントの数は10棟で、広大な芝生に囲まれながら静かな時間を過ごせます。2棟限定でプライベートサウナがついた豪華なテントもあり。オールインクルーシブなので、ラウンジでのフリードリンクやスパの利用料も全て宿泊費に含まれています。
・15:00チェックイン/ 11:00チェックアウト
・宿泊料金:大人2名(1泊2食付き)54,000円〜
1日目・昼|昔懐かしい小学校の跡地へ

都内からアクアラインを通って南下し、初めに立ち寄ったのは「道の駅 保田(ほた)小学校」です。今は廃校となっている小学校を活用して作られた施設で、教室部分が飲食店や宿泊施設として使われています。

廊下にはランドセルやバケツが置かれていたり、校長先生の椅子などもあったりして、クスッと笑える写真をたくさん撮影できました。大人はエモい光景に懐かしさを感じる、そんな場所です。

昼食場所として選んだのは、給食風の定食が食べられる「里山食堂」です。私たちは目玉の「保田小給食」や「房州アジフライ定食」を注文。メインは、大きいハムカツとクジラの竜田揚げです。クジラは少しクセがありましたが、食べる機会が少ないので、おいしくいただきました。

昼食後は、小学校に併設されていた幼稚園跡を改修した施設へ。お土産を購入したり、軽食を食べたりするスペースがあり、子ども向けのプレイルームもありました。カゴにボールを入れて玉入れのように遊べる珍しい遊具も。隣にはスムージースタンドがあるので、ドリンク片手に子どもを遊ばせられる空間です。
1日目・夕方|スイーツとサウナ付きSPAでチル

海沿いの国道127号線をまっすぐ40分ほど走ると、GLAMPROOK FUTTSUに到着です。ゴルフ場に併設している宿だからか、入り口には大きな門があり、車が近づくと自動で開く仕組み。高級感のある雰囲気が、すでに入り口から漂っていました!

ゴルフ場の管理棟前から、施設の車に誘導してもらい、グランピングテントへ。テント内は、グランピングとは思えないほどホテルライクで豪華な作りです。今回泊まったのは定員4名の「Superior SuiteType A」。ツインドームで、寝室とリビングルームが分かれた空間になっています。

水回りも清潔感があり、浴室には庭を眺めながら入れる大きなジャグジー風呂が完備されていました。室内にはプロジェクターが設置されているので、天候次第ではおこもりステイも楽しめます。カーテンも開けられますが、日差しが強いと室内が暑くなるため、夏は閉めておくのがおすすめです。

着いて早速、管理棟で行われているウェルカムパーティへ。カヌレやプチケーキなどのスイーツが並んでいて、広大なゴルフ場を一望しながらくつろげます。私たちはひとまずスパークリングで乾杯!終了時間ギリギリだったこともあり、貸切状態で優雅なチルタイムを堪能しました。

夕食を早めに設定していたので、先にSPAを利用することに。大浴場は赤ちゃんから入ることができ、特に年齢制限はありません。女湯の方は3種類の湯船があり、ぬるめの浴槽もあったので、半身浴でゆったりと。窓の外には小さな庭もあるので、奥行きがあり、広々と感じる空間です。

サウナもあり、女湯はミストサウナなので息苦しくなることもなく、過ごしやすい環境でした。横長の作りなので、他の人の視線を感じることもなく、ととのい完了。男湯はドライサウナで、しっかりと汗を流せるタイプです。
1日目・夜|野菜たっぷりの洋食コース&ドリンク飲み放題

夕食は管理棟内のレストランにて、洋風のコース料理が提供されます。初めに出てきたのは野菜のバーニャカウダです。見たことがないような野菜もたくさん乗っていて、とても色鮮やか。なんといってもソースが美味しすぎて、余った分はお肉などにもつけて食べてしまうほどやみつきになりました。

前菜プレートに乗っているメニューは、キッシュやビーフシチュー、生ハムメロンなど、なんと10種類以上。前菜とは思えないほどのボリューム感で、一つひとつ丁寧に作られているのが伝わる美しさです。ブイヤベースのスープパスタに続き、メインはローストチキン。切り分けながら豪快に味わうローストチキンは、肉のしっとりさを感じるやさしい味付けでした。

どれもワインやビールが進むメニューで、オールインクルーシブなのがとても助かりました。オムライスメインの子ども用メニューもかなり豪華。5歳の娘は相当美味しかったのか、大人用の野菜やパスタもパクパク食べて、お腹がはち切れそう〜と大満足の様子でした。

夕飯後は部屋に帰ってまったり。トランプが置かれていたので、静かなテントの中で家族でのチルタイムを満喫しました。部屋には卓上でゆらめく炎を楽しめる「バイオエタノール暖炉」があり、室内で焚き火をしているような不思議なチル感覚を体験。炎の光でテントが照らされ、おしゃれでムーディーな空間に引き込まれました。
2日目・朝|開放感のある庭で朝からリフレッシュ

朝は早く起きれたので、テント外にあるテーブルスペースで少しPC作業することに。早朝の爽やかな空気感の中で、ゴルフ場の広々とした空間を独り占めできたのは最高にチルい時間でした。仕事をするつもりでPCを広げたものの、結局すぐ読書に切り替えることに。素敵な一人時間を過ごせました。

朝食はビュッフェで、パンやご飯、カレーなどを組み合わせて食べられるスタイルでした。ホットサンド機がおいてあり、チーズやベーコン、野菜を入れて自分でオリジナルのサンドイッチを作れるのがとても魅力的。副菜のベイクドポテトもやさしい味で、食べる手が止まらず。食後は、プール際の椅子にコーヒーを持っていってゆったりしました。

部屋に戻ってからは、最後のくつろぎタイム。11時チェックアウトなので、朝食後もゆっくりする時間が十分あります。私たちは磯遊びに出かける予定にしていたので、10時前に宿を出発しました。
2日目・昼|磯遊びと絶品海鮮丼を堪能

目的地は「漁師料理 かなや」の下にある磯遊びスポット。お土産屋やレストラン、足湯まで備えているので、遊んだ後もスムーズに休憩できます。岩場はかなり浅かったので、1歳の子どもも安心して一緒に遊べました。

気温が高い日でしたが、ちょうど風が心地よく吹いていて少し曇っていたため、そこまで暑く感じることはありませんでした。ただ、日陰がないので、真夏は少し注意した方が良さそうです。透明度も高かったので、水中スコープを使って魚探しを楽しみました。

磯遊び後は駐車場脇にある足湯で、少し砂を落とせます。かなりお湯の温度が高かったので、子ども達は注意が必要です。今回は利用しませんでしたが、施設の2階にはオーシャンビューのチルい天然温泉もあるので、遊んだ後に行ってみるのもおすすめです。

せっかく房総半島にきたので、「かなや」で海鮮丼を食べることに。子ども用の海鮮丼もかなり豪華で、新鮮な海の幸を堪能しました。磯焼きを楽しんでいる人たちも大勢いて、テーブルでサザエや帆立焼きを豪快に味わえます。

帰りは海ほたるに寄ってちょっと休憩。最上階は施設の外側が一周展望デッキになっているので、海風を感じながらリフレッシュできます。室内には無料の足湯やアクアラインの歴史を知れるシアターも。東京方面に帰る際には、立ち寄るのをおすすめします。

今回は、富津市のグランピング施設「GLAMPROOK FUTTSU BRISTOL HILL」に宿泊した様子をご紹介しました。内房エリアは移動する際に海沿いを走るので、ドライブも存分に満喫できたチル旅でした。
豪華な作りのテントなので、グランピングが初めてという方も安心して宿泊できる宿です。ゴルフ場に併設されているということもあり、基本的にテントから管理棟までは車移動(自家用車不可)がルールになっています。忙しい時期だったからか、送迎を頼む電話がつながりずらかったのが少し残念ポイントでした。

ただ、スタッフの方達がホスピタリティに溢れていて、ティータイムや食事の時間をとても穏やかに過ごせました。グランピングに行ってみたいけれど、ホテルのような便利できれいな環境も捨てがたいという方に、ぜひおすすめしたい宿です。
執筆:kyoko


