ほぼフィンランド。自然と一体化できる「sauna en」とご当地ラーメンを堪能するチルDAY【千葉中房総エリア】

千葉房総半島のほぼ中央に位置する、大多喜町。歴史ある大多喜城や城下町、豊かな自然が魅力のエリアです。そんな大多喜町のとあるキャンプ場に、林業を営むふたりが本格的な"サウナ小屋"を建てたと聞きつけてやってきました。きょうは、自然と一体化するサウナにチルを感じる日。サウナ後のご当地ラーメンも必見です!
Agenda.
  1. 1.キャンプ場内にできた完全手造りの「サウナ小屋」
  2. 2.薪サウナ、川ダイブ!自然と一体化できる極上のサウナ体験
  3. 3.「sauna en」は心に潤いをもたらしてくれる場所
  4. 4.サウナめしにぴったり。ご当地ラーメン「アリアンラーメン」で〆!

1.キャンプ場内にできた完全手造りの「サウナ小屋」

都心から車で90分ほど。本格フィンランドサウナが楽しめる『sauna en』は、キャンプ場「しげキャン」の敷地内にあります。

到着したらまずはこちらで受付を。サウナ利用は完全予約制、日帰り・男女利用もOK。サウナ+キャンプで利用する方も多いそうです。

芝生エリア・デッキエリア・林間エリアに分かれたキャンプサイト。一度に利用できるのは13組ほどで、混雑を感じにくいのもポイントなんだとか。

芝!空!広くて開放感たっぷりのキャンプサイト。

敷地内には人懐っこいネコちゃん、のんびりお散歩しているニワトリの姿もありました。自然豊かで、のんびり過ごせそうなこの空気……。もうサウナに入る前からすでにととのっちゃいそう。

2022年5月オープン

キャンプサイトを奥に進むと見えてくるのが、本格フィンランドサウナ『sauna en』。

着替え用のコテージ、サウナ小屋、ウッドデッキはすべて手造り。すべてこの土地にある”杉の木”を活用して造られています。

「sauna en」を手掛けたのは、本業で”林業”を営む幼馴染コンビ。厳しい林業業界に身を置くなかで「もっと木を活用した事業ができないか」とスタートしたのが「sauna en」のはじまり。2人とも本場フィンランドのサウナに感動した経験があったことから、フィンランド式のサウナ小屋設計をスタートさせたそうです。

更衣室
手造りとは思えないクオリティの更衣室内部。仕切りがしっかりあるので男女利用でも安心

2.薪サウナ、川ダイブ!自然と一体化できる極上のサウナ体験

着替えを済ませたら、早速サウナへ!この愛らしいログハウスが手造りだなんてにわかには信じがたい……。

扉を開けてまず目の前に飛び込んでくるのが、大きな薪ストーブ。ストーブの上には、小屋の規模感を上回る大量のサウナストーンがゴロゴロと積まれています。これはパワーありそう……!

天井ギリギリの高さに設置されたベンチまで登ると、サウナストーブを見下ろす圧巻の景色が。

熱源よりも高い位置に座面が設計されている点に、これは本場のサウナ経験が活かされていそうだな……と勝手に感動してしまいました。天井が勾配づくり(=傾斜)になっているのも、心地いい蒸気を作り出すためのものにまちがいない!

受付時にどちらのアロマにするか選択

ロウリュで使えるアロマは、「スギ」と「ヒノキ」の2種類。このアロマも林業作業中に出た素材を活用して作られたもの!どこまでも自然由来……。今回はヒノキをチョイス!

自然抽出のアロマだからか、ヒノキの香りはやさしめ。これはチルな香り……

ベンチ位置からロウリュできるスタイルも、サウナーたちの心を鷲掴みにするポイント。

ジュワ〜ッとロウリュの音が広がると同時に、パワフルな熱気とやさしいヒノキの香りが室内に充満。アツアツなはずなのに、不思議と苦しくないのは、薪サウナ特有のやさしい熱のおかげかも……。室内の温度は体感90度前後でした。

熱と蒸気と香り……絶妙なバランスで保たれる室内は、フィンランドのサウナを疑似体験しているような気分が味わえる場所です。すばらしすぎるセッティング!

サウナ後は、導かれるままに小屋の横を流れる川へ。実はここsauna en、サウナ後に”川ダイヴ”が楽しめるスポットでもあるんです!

ご覧くださいこの景色。

ほどよい川の流れに身を任せれば、耳に届くのは自然の音だけ。川の水の音、風の音、虫の声、そしてやさしく降り注ぐ太陽の光。五感が研ぎ澄まされて、自然と一体化した気分が味わえます。これが本当のチルってやつなんじゃ……?

川の水が琥珀色をしているのは、温泉成分の入った水が流れているからなんて話も。水温は体感で20度ほど。水風呂と比べると決して「冷えている」とは言えないですが、それがかえって心地よさを倍増してくれました。

川から上がった後は、杉の木に囲まれたウッドデッキへ。

見上げれば一面杉の木が。

ときおりふわっと感じるそよ風が、最高潮のととのいを手助けしてくれる極上のチルスポット。圧倒的に没入できるこの環境、都心では絶対に味わえないな〜と脱帽でした。

春夏秋冬、季節ごとに違った景色が楽しめるのも魅力。季節が変わるごとに訪れたいです!

3.「sauna en」は心に潤いをもたらしてくれる場所

シャワー&トイレ

サウナ後は、キャンプサイトのシャワーブースでしっかり汗を流せるのもうれしいポイント。

シャワースペース。ドライヤーも完備!

アウトドアサウナ=更衣室やシャワーの設備が不安な方は多いと思いますが、清潔感バッチリで安心です。ただし、タオル、アメニティ類は持参が必要なのでご注意を!

着替えが終わったら、最初に受付をしたBARスペースへ。

サウナ利用者にはワンドリンクサービス付き。わたしはオロポを注文しました!サウナ後の冷えたオロポ、しみる!

カウンター席でドリンクを飲みながら、スタッフさんとの会話を楽しめるのもsaunaenの魅力。近くの観光スポットやおいしいご飯屋さんなどの情報をゲットできたり、サウナトークに花を咲かせたり。サウナで心も体もリラックスできたおかげで会話も弾んだ気がします。

薪サウナ、川ダイブ、森林浴……。体の悪いものをすべて浄化できるような、そんな爽快感を味わえる「sauna en」。自然と一体化するって、きっと心に潤いをチャージするってことなんだなと教えてもらった気がします。

都会では決して味わえない極上のサウナ体験、ぜひみなさんにも体験してほしいです!ありがとう、sauna en!

4.サウナめしにぴったり。ご当地ラーメン「アリアンラーメン」で〆!

サウナ後といえば、サウナめし。

ということで、千葉のご当地ラーメン”アリランラーメン”が食べられる『らーめん八平』へやってきました。sauna enからは車で約20分ほどです。

平日にも関わらず店内はほぼ満席状態。そんな大人気店で注文したのが、こちらの「チャーシューアリランラーメン」。

アリランラーメンの特徴は、玉ねぎがたっぷり使われていること!

醤油ベースで、ガツンとパンチがあるのにもかからわず、なぜかスルスルとお腹に入っていく……そんな不思議なラーメンでした。ボリュームたっぷりで、お腹ペコペコのサウナ後にもぴったり。めちゃくちゃおいしかったです!

「自然をたっぷり感じたい」「リフレッシュしたい」そんな時にぜひおすすめしたい『sauna en』。サウナ後はぜひご当地ラーメンを堪能して、サウナとラーメンの極上のチルセットをぜひお楽しみください。

「sauna en」のくわしい施設情報は、Chill+の施設ページに掲載中です。チルポイントをまとめた動画もぜひチェックしてみてください。

取材・執筆:はせがわみき