贅沢すぎるサウナ宿!千葉勝浦にできた「SSS」はサウナーのためのエデンでした

都心から車でおよそ2時間。日帰りにも週末旅行にも適したアクセス抜群の千葉県・勝浦市。実は最近、そんな勝浦に「贅沢すぎる」サウナ宿が誕生したそうなんです。贅沢すぎるって具体的にどういうこと?ということで現地へ。今回は、1日1組限定の貸切サウナ宿「SSS」の魅力をみなさんへお届けします。
Agenda.
  1. 1. サウナ好きは全員勝浦に集合!サウナ沼に溺れる贅沢な貸切宿
  2. 2. 純国産バレルサウナで贅沢すぎるサウナ時間
  3. 3.山と海に囲まれた100平米のウッドデッキが贅沢すぎる!
  4. 4.地元食材を使った贅沢すぎるサウナめし

1. サウナ好きは全員勝浦に集合!サウナ沼に溺れる贅沢な貸切宿

2024年11月、千葉勝浦市にオープンした『SSS(=Shinichiro sauna shisetsu)』。

寝室は合計2部屋/9名以上の宿泊は要相談

戸建ての住居を宿泊施設へとリノベーションし、一度に8名まで宿泊できる、1日1組限定の貸切サウナ宿としてオープンしました。

滞在時間が贅沢すぎる

ゆったりリビングソファ
キッチンで自由に料理もOK。オプションでBBQやフレンチのフルコースを注文可能

「貸切」「1日1組限定」「グループ宿泊OK」と、魅力的なポイント満載ですが、特に注目したいのが「滞在時間がすごぶる長い」という点。

SSS自慢のウッドデッキ

通常、15時チェックイン・翌日10時チェックアウトが宿泊施設のセオリー。一方こちらでは「12時チェックイン・翌日の13時チェックアウト」で「最大25時間」滞在することができるんです!

「到着してすぐに夕食、あっという間に寝る時間で、起きたら急いで朝食、その後荷物をまとめて宿を後にする……という流れでは、サウナを十分に満喫できないのでは?と考え、25時間滞在という時間設定を設けました。」と語ってくれたのはオーナー兼管理人の山本さん。

施設名「Shinichiro sauna shisetsu」はオーナー山本さんの名前が由来

宿についたらまずサウナ、夕飯前にサウナ、就寝前にサウナ、朝起きてゆっくり朝ウナ。そう、SSSは、自動的にサウナ沼に溺れてしまう贅沢なサウナ宿なんです!

サウナアイテムの数が贅沢すぎる

タオル類もこんなに!

すごいのは滞在時間だけでありません。更衣室に準備されたタオル、サウナアイテムの数々。これらすべて滞在中に利用してOK!

男女ともに水着の用意も。サウナ有識者の意見を取り入れた水着をチョイスしたそうです。
サウナハットの準備も。荷物が減って助かる!

「わたし自身、濡れたタオルやポンチョをくり返し使うのがいやで。ここには3セット分のサウナアイテムを揃えることにしました。滞在中は新しいタオルやポンチョで気持ちよくサウナを楽しんでほしいですね」と山本さん。

タオルやポンチョは1セットをくり返し使う。それが当たり前だと思っていたし、何も不自由も感じていなかったけど、確かに新しい方が絶対気持ちいい……!ここでは、そんな”贅沢すぎる贅沢”が叶ってしまいます。なんだか大富豪にでもなった気分だ……。

ちなみにアメニティ類の準備も不要。

コテやアイロン(Refa)もあるので、本当に手ぶらでOK!

クレンジングから化粧水、クリーム、コテなど、うれしいアイテムがずらり。女性サウナーのみなさんに「ここなら何も持ってこなくていいよね」と思ってもらえるよう、アメニティのセレクトにもこだわったそうです。もう本当に抜かりない……!

2. 純国産バレルサウナで贅沢すぎるサウナ時間

サウナに入る前から魅力が十分伝わっていると思いますが、このバレルサウナこそ、SSS最大の魅力といっても過言ではありません!

こちらで体験できるサウナは、秋田杉とひのきで作られた純国産のバレルサウナ。エストニアやロシアなど外国産のバレルサウナが多い中「形がおもしろいし、サウナ界でとにかく評判がよかった」という理由で導入したそう。

前室を取り入れることで熱を逃さないチル設計
体感85度前後/最大120度くらいまで上昇できるパワーがあるそうです。そもそも貸切宿で薪サウナなんて贅沢がすぎる……。

薪サウナ特有のやさしい熱と絶妙な湿度で包まれる室内は、居心地ばつぐん。座る位置で温度調整ができるのもうれしいです。

寝サウナも余裕でできる広さです。
サウナストーブの奥には景色も!

天井も高さがあり、開放感があります。複数人で入ってもゆとりを持って座れるので、グループで入っても安心ですね。

ロウリュには、自家製ほうじ茶やハーブティーの用意が。この日はおすすめの「いちじくのハーブティー」をセレクトしました。

甘さのあるおいしい香りが漂う室内。もう出るのがもったいなくて、いつまでもいつまでも座っていたくなる贅沢な場所でした!あ〜〜また入りたい!

飲める水風呂が贅沢すぎる

左=湯船/右=水風呂

動線よし、水質よし、広さよし、景色よし。バレルサウナでとことん蒸されたあとは、文句のつけどころなしの天然地下水風呂へ!

「サウナ宿なら水風呂にもこだわろう」と、数百万円かけて地下100mから地下水をくみ上げる装置を取り付けたそうです。もう、こだわりがすごすぎる!

サウナ→水風呂→休憩の中で一番「水風呂」がすきだというオーナーと山本さん。絶対広い方が水風呂は気持ちいいからとこの規模感の水風呂を用意。山本さん、本当にありがとう……。

水温は通年通して15度前後で、そのまま飲用もできる水質です。山と海に囲まれつつ、全身で自然の恵みを感じられるなんて、もう贅沢が大渋滞。

冬場は47度に設定された湯船。外気の影響で適温に。

水風呂の横にはあったか〜〜い湯船の用意も。

サウナ→水風呂→休憩→湯船→サウナ……。そう、もうここはサウナ天国。一度味わってしまえば簡単には抜け出せない”サウナ沼”空間なんです。

3.山と海に囲まれた100平米のウッドデッキが贅沢すぎる!

思わず「お〜〜!」と声が出てしまう景色。

山と海、自然に囲まれた環境で、究極のととのいを追求できるのもSSSの魅力。

ウッドデッキの広さはなんと100平米!

山本さんが「特にこだわった」というウッドデッキには、タイプのちがうととのいチェアを設置。

Lafuma(ラフマ)のインフニニティチェアに、ベッドタイプも

都心ではなかなか味わえない大自然に囲まれながら、満足できるまで、何度でも何度でもサウナと水風呂の余韻を噛み締めることができます。

休憩中の肌乾燥を防ぐため、化粧水乳液の設置も!「余計な心配せずくつろげる」のも贅沢なポイント

いいサウナ、いい水風呂、絶景外気浴。ここには、心と身体が喜ぶものしかありません。

たとえ友人と一緒にサウナに来ていても、ととのう時間だけはひとりで浸りたい。景色をたっぷり堪能してリフレッシュしたい。

十分な広さがあるからこそ、人それぞれ思い思いの時間を叶えることができる。グループで遊びにきてもサウナにしっかり浸れる環境がととのっている。これこそSSSをサウナ好きにおすすめしたいと思ったポイントでした!

4.地元食材を使った贅沢すぎるサウナめし

これで2人前の量…!

貸切宿といえば、食材や飲み物を自身で持ち込むスタイルが主流。ですが!SSSではオーナー山本さんに食材の調達、そして食事の提供までお願いできるんです。

BBQの準備をしてくれるオーナーの山本さん。本当のおもてなし力が素晴らしい方でした……!
BBQオプション(昼食のみ)4,400円(税込)

「勝浦の地の食材」をこれでもか!と堪能できるBBQは、ウッドデッキにイスとテーブルを準備して贅沢に。お肉から海鮮まで本当においしかった……。

フレンチ料理オプション4,400円(税込)

さらにさらに、夕食は、ミシュラン店で修行経験のある山本さんに「本格フレンチ」を振る舞ってもらうことも!見た目も味も本当に美しかった……。

山本さんのいち押しは「自家製のすだちサワー」/paypayで支払いできるのもうれしい

ドリンクは常設してある冷蔵庫からチョイス!ソフトドリンクは100円、酎ハイ200円、クラフトビールは550円と、リーズナブルな価格で用意。車で5分ほどの場所にコンビニもありますが「直行直帰で帰れた方が絶対いい」と、飲み物から食事の提供までフル完備(しかもほぼ原価で)しているんだとか。

これからSSSにくる予定のみなさん!食材選びも、ドリンクもチョイスも山本さんにお任せしておけば間違いないです!

「おいしいお米」がテーマの朝食

BBQやフレンチはオプション販売ですが、朝食は料金込み。小針やお魚、お味噌汁など、温めるだけで食べられるものを準備してくれるので、前日に朝ごはんの心配をする必要もありません。

朝起きて、朝食もサウナもゆったり楽しめるのがうれしいですよね!

「もうこれ以上のととのいは味わえないかもしれない……」そんな風に思わせてくれた、贅沢すぎるサウナ宿『SSS』。

もう、この記事を読んだサウナーは、全員勝浦に集合です!

オーナー山本さんのこだわり、極上の贅沢がつまった「SSS」のおもてなしに、みなさんもぜひぜひ魅了されてください。

取材・執筆:はせがわみき