日本では「水たばこ」とも呼ばれているシーシャ

シーシャは「水たばこ」とも呼ばれており、水パイプという専用の喫煙具を使用して喫煙します。水パイプ専用のたばこ「シーシャたばこ」を火皿で加熱し、発生した蒸気を水にくぐらせ、ろ過された蒸気を長いホースを使って喫煙。蒸気が水を通り冷やされることで、やわらかな味わいになるのが特徴です。
水たばこの発祥に関しては諸説ありますが、一般的には1,500~1,600年頃の中近東で発明されたと言われています。その後、インド北部や中国・東南アジアの一部に伝わりました。トルコなどの中近東のイスラム圏では、現在もコーヒーハウスや喫茶店の利用客が水パイプをくゆらせる姿を見ることができます。イスラム圏では宗教上の理由からアルコールやたばこが禁止されているため、それにかわるコミュニケーションツールとしてシーシャが受け入れられています。
ちなみに携帯用シーシャと言って、持ち運びができるタイプのシーシャも存在しています。自宅でも気軽にシーシャを楽しめるとしてこちらも人気があり、通信販売や量販店などで購入することが可能です。
フルーツ系やスパイス系など豊富なフレーバーが魅力

シーシャは刻んだたばこの葉に香料と糖蜜などを加えて、半ペースト状にしたものを使います。シーシャにはフレーバーがあり、昔は乾燥したフルーツを使って味付けされていました。現在は香料エキスが使用されており、フレーバーの種類は1,000以上あるとも言われています。違う味のフレーバー同士を組み合わせることもできるため、可能性は無限大。新たに生まれるフレーバーやトレンドにも注目です。
定番ともいえるストロベリーやアップルなどのフレーバーは、フルーティーな味と香りが楽しめることから若い女性たちにも人気。他にも花の香りやスパイスの香り、ミント系、スイーツ系など、フレーバーは多岐にわたります。ノンニコチンやノンタールのフレーバーもあるため、たばこが苦手な人や初心者でも挑戦しやすいでしょう。
シーシャは二十歳になってから!

シーシャにはさまざまなフレーバーがあり、なんとなくスイーツ感覚で楽しめるようにも思いがちですが、シーシャを吸えるようになるのは紙たばこと同じく20歳になってから。シーシャはたばこの葉を使用するため、法律上は製造たばこに該当します。たとえノンニコチンのものでも、20歳未満は使用することができないので注意しましょう。
シーシャは燃焼時間が長いため、1~2時間ほど楽しむことができるのが特徴。フレーバーの豊富さだけでなく、ゆったりとしたチルい時間を過ごすことができるのもシーシャの魅力です。シーシャ未経験の人も、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?