1.「上富良野を盛り上げたい」そんな想いから誕生した「ととのう守」

大人気サウナ番組『サウナを愛でたい』。レジェンドサウナーの濡れ頭巾ちゃん、芸能界きってのサウナ好きであるヒャダインさんが、全国各地のサウナをめぐり、愛でる番組です。

「サウナを愛でたい」では、北の聖地と称される『吹上温泉保養センター 白銀荘』や、北海道で最も高地にある温泉宿『十勝岳温泉 凌雲閣』、ヴィヒタ制作やスナックめぐりをふくんだ街ブラロケから、町民のみなさんと深い絆が生まれつつあり、番組を通して「サウナ(ツーリズム)で町を元気にしたい」という想いがうまれてきたといいます。

一方、上富良野神社は、後継者がおらず神社自体の存亡の危機。ですが、現宮司である板谷さんが、「大好きな上富良野町を元気にしたい!」と手を挙げ存続が可能となったそうです。

「上富良野を元気にしたい」という同じ想いを持ち合わせる、サウナを愛でたいと、上富良野神社。両者がタッグを組んで『サウナシティ上富良野』を盛り上げるべく、誕生したのが「ととのう守」です。
「ととのう守」は、家内の安全や商売の繁盛、健康、交通安全、厄払い、縁結び、病気の治癒など、さまざまな物事が万事ととのいますように!と神職が祈祷した御守です。
番組ファンの皆さんはもちろんのこと、サウナや「ととのう」を知らない方の手にもこのお守りが届くことで、もっと「ととのう」世の中になって欲しい。そんな平和への想いが込められています。
2.ととのう守の仕掛け人!濡れ頭巾ちゃんのコメント
「番組とコラボしましょう」と発案したのは、サウナ界のレジェンドであり、「ととのう」という言葉の産みの親である濡れ頭巾ちゃんだったそうです。
そんな濡れ頭巾ちゃんに、完成したととのう守を見た感想、想いを聞いてみました。

「上富良野は、言わずと知れたサウナの聖地。先ず上富良野神社に立ち寄り、サウナ旅のととのい祈願をかね、ととのう守を入手していただきたいと思います。
ちなみに宮司さんは、サウナ室で自身が神職として生きていくことをお父様に伝えたという、サウナ逸話の持ち主。できましたら、神社本殿に昇殿し、サウナネームで祝詞をあげる正式参拝をぜひ行ってください!」
3.サウナ室をイメージしたととのう守。宮司さんインタビュー
「サウナ室をイメージしてつくった」という、ととのう守。どんな想いが込められているのか、上富良野神社の宮司、板谷之敬(ゆきよし)さんにくわしくお伺いしました。
──「ととのい守」に込めた想いを教えてください
サウナを愛する人にとって当たり前の言葉「ととのう」。
そんな「ととのう」という言葉が誕生した町の鎮守神社として、より多くの方の生活に活力が生まれ、「ととのう」多幸感に包まれますようにと、奉製(ほうせい=お守りや授与品などの製造すること)しました。
──宮司さんが思う、上富良野の魅力を教えてください。

十勝岳や上富良野岳などの、山々が織り成す四季の美しさは格別です。迫力ある山々に抱かれた上富良野町では、四季折々美しい自然を感じられます。
「豚さがり」をはじめとするグルメも格別。1頭から僅かしかとることができない希少部位の「さがり」はうまみが溢れる逸品です。町内のホップとビール大麦を使用したプレミアムビール『まるごとかみふらの』と一緒にぜひ召し上がってほしいですね。
そしてもちろん、忘れてはいけないのがサウナと温泉。サウナ界では北の聖地と言われる「白銀荘」をはじめ、上富良野には多くの温泉施設が点在しています。
四季折々の雄大かつ優美な風景とサウナ。グルメにビールまで、上富良野町だけで全てが「ととのう」。そんな魅力がある町です。
──お守りが広まることで、どんな世の中になっていって欲しいですか?

「ととのう守」は、サウナ室をイメージしています。サウナに入った時のゆったりとした時間に、身体をあずけて心を無にして入る方もいれば、家族の事、仕事の事、友人とのことを考える方、出たら何飲もうかな?今日何食べようかな?と食事に想いを馳せる方。みなさん、さまざまなことを考えてサウナに入ると思います。
そんなさまざまな思考に最良の答えを見出し、「ととのう」という幸せがやってくるように。そして、その幸せが活力のある日々に繋がり、平穏で笑顔あふれる日々でありますように。そんな想いを込めて誕生したのが、この「ととのう守」です。
サウナを愛するみなさんに、ぜひとも北の聖地上富良野町へお越しいただき、サウナ、グルメ、景色、上富良野ならではの「ととのう」を感じていただければと思います。


ちなみにChill+編集長も白銀荘に行ったあと、宮司さんおすすめの「さがり」を食べて「ととのう守」ゲットしたそうです!
ぜひみなさんも、すべてがととのう上富良野町へ足を運んでみてくださいね。
執筆:はせがわみき